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生きるために、自分で自分を溶かしている

投稿日時: 2016年3月20日

人間は、食べるものから自分自身の細胞を作り、代謝させて生きていますが、毎日食べる食事の量だけでは足りないようです。

一日に人間が体内合成しているタンパク質は200gと言われています。

平均的な日本人では多くても70gしか食事で賄うことができないそうです。それでは不足分の130gはどうしているので

しょう?

それは、自分の細胞の一部を溶かして当面の生命維持のために使って130gをカバーしているのだそうです。

つまり、生命維持するために自分をリサイクルしながら生きているのが人間と言えます。

この一連の作用を「オートファジー」と言います。auto=自分 fagy=食べる から来ています。

このオートファジー、他にも欠かせぬ働きをしています。

サルモネラ菌などの細菌が細胞内に侵入してくると、「オートファジー」が働いて膜をつくり細菌を取込分解してしまいます。

免疫のような働きをしているのですね!いわゆる細胞内の掃除屋さん、ゴミ処理屋さんといったところでしょうか?

また、パーキンソン病などの難治性の病気にも深く関与していることがわかってきました。

日本人の数百人に一人のパーキンソン病。脳内ホルモンであるドーパミンを作る細胞が死んでいくことにより起こるとされてい

ますが、このドーパミン産生細胞が死ぬ原因である不良ミトコンドリアの除去にも「オートファジー」が深く関与しています。

「オートファジー」が働かないとドーパミン産生細胞が除去できずにパーキンソン病になってしまうという流れです。

それにしても驚かされるのが生物のもつ不思議さ!

「オートファジー」を働かせるために、日常生活の中で出来ることは、細胞を元気な状態に保つことです。毎日知恵を絞って

「オートファジー」がどうしたら良くなるか考える毎日です。