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熱中症と血液~体を冷やすのは血液

投稿日時: 2016年7月14日

大雨がやんだと思ったら、今度は梅雨が明けたかのような晴天が続き、今日(7/5)の速報で全国で2847人の熱中症患者が病院に運ばれたとか・・・昨年同期5倍超だそうです。
人間は暑いと汗をかいて気化熱により体表面の熱を下げるようにできています。この機能が正常に働けば、そんなにバタバタ倒れるようなことはありません。汗はどこから来ているのかというともともとは、血液中の水分が血管からにじみ出て汗として作用します。
しかし、血管の中に潤沢な水分を保持してないと良い汗はかけません。最近では、汗をかきにくい人もいて、このような人が熱中症になりやすい人と言えます。とくに、高齢者の方や主婦の方にこのような人が多いように感じます。汗をかきにくい原因は、血中のたんぱく質「アルブミン」が少なく、血管内に水分を保持できないからです。

アルブミンは肝臓で合成されるアミノ酸で、卵や肉魚などの蛋白源からつくられるわけですが、高齢者は食が細くなり、主婦は自分の食事は間に合わせになることが多く、たんぱく質が不足気味です。アルブミンの働きは、
①血管の中に、水分を呼び込む(浸透圧の調整)
②薬やホルモンなどの血中運搬
③免疫細胞の材料になる
という重要な働きをしています。
50歳以上では  アルブミン値 正常4.3以上 要注意4.2~3.9 栄養失調 3.9以下となります。
見た目はぽっちゃりでも、アルブミン値の低い「かくれ栄養失調」は結構いらっしゃいます。意識して肉類を食事に取り入れることが求められます。
牛肉などが一番効果的です。魚では弱いようです。