マルショク小松店の電話番号変更のお知らせ
投稿日時: 2023年2月1日
いつもこうの薬局をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2023年2月1日より、マルショク小松店の電話番号が、
下記の電話番号に変更となります。
0985-48-6262
今後ともこうの薬局をよろしくお願い申し上げます。
投稿日時: 2023年2月1日
いつもこうの薬局をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2023年2月1日より、マルショク小松店の電話番号が、
下記の電話番号に変更となります。
0985-48-6262
今後ともこうの薬局をよろしくお願い申し上げます。
投稿日時: 2022年1月27日
無料で受けられる方
●宮崎県民(年齢制限なし)
●発熱等の症状がない方
●濃厚接触者でない方
ワクチン検査パッケージにも対応しています。
●発熱等の症状がない方
●濃厚接触者でない方
●イベント・帰省等で陰性証明が必要な方
以上が理由で受けたい県外の方
投稿日時: 2020年4月13日
コロナ対策の特別措置として、直接病院に行かなくても、電話等で病院に連絡口での診察を経れば、処方箋を患者が好きな薬局にFAXしてもらい、直接薬局に薬を取りに行けるようになっています。
病院の負担を減らすために、患者様の感染のリスクを減らす上でも、大変意義のある取り組みだと思います。
当店でも、どこの病院の処方箋でも受付いたしております。
こうの調剤薬局 FAX 47-0268 までお願いいたします。
投稿日時: 2019年1月8日
マルショク小松店(宮崎市大字小松字前田2704
TEL&FAX;47-0268)
において、処方箋調剤を受け付けております。
どの医療機関の処方箋もお受けいたします。
県病院や宮崎医科大で長時間待たれている患者様は、
47-0268までFAXいただければ、
お薬を用意しマルショク小松店でお渡しできます。
マルショク小松店でお買い物の間に調剤いたします。
お気軽にお問い合わせください。
万一、在庫のない場合は、1~2時間後にお薬を揃えて対応できます。
投稿日時: 2017年11月29日
投稿日時: 2017年10月20日
10月17日 市民プラザにて認知症セミナーを行いました。
食べ物と認知症の関係、サプリメントと認知症、あまり飲まない方が良い医薬品など
「目からウロコが落ちました。」との感想もいただきました。
来場された方から、「なかなかこんな話は聞けないので、もっと活動を広げてください」と励まされました。今後も定期的に行っていきます。
次回は、11月26日 日曜日です。
投稿日時: 2017年9月25日
なりたくない病気ナンバーワン!それは認知症!
近年の科学の進歩により
早期に予防をすれば、アルツハイマーも
進行を食い止めることができることがわかってきました。
薬剤師の立場で、認知症を防ぐ食生活、生活習慣や
飲み合わせの悪い薬などの情報を、一般の方にもわかりやすく
公演させていただきます。
日時
10/17(火)、11/26(日)、12/12(火)
13:30~15:00
場所
市民プラザ4F小会議室
講師
薬剤師 河野晋一郎
参加無料
投稿日時: 2017年9月25日
2017年9月21日
宮崎市内のグループホーム「かすみ草」様にて
家族の方、施設の方向けに「認知症セミナー」を行いました。
大勢の方に、聞いていただき有意義な時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
投稿日時: 2017年2月3日
人間は血管とともに老いる!全身の血管をつなげた長さは9万Kmとも言われ、生きていくうえで一番大事な部位と言えます。一度あなたの血管年齢を測定してみませんか?
マルショク小松店のみの実施となっております。 1回300円
投稿日時: 2017年2月3日
80歳超で快適に動くために今すべきこと
人間の感覚は5つあります。視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚です。
この中で視覚の占める割合は80%と言われています。
つまり、人間は圧倒的に視覚に頼っているということです。
ですから、目の具合が悪くなると、つまずきやすくなったり、景色を楽しむことができなくなったり、また、本を読む気力がなくなったりしがちです。
これらのことが、思うようにできなくなると、「楽しくない」などと言って、精神にも影響を与えかねません。
目は脳の出先機関です。
人間が胎児のころ、脳ができた後に目ができるのですが、ちょうど脳から飛び出したような過程を経ることから、目は脳の一部と言えるのではないでしょうか。
視覚は目と脳の共同作業で成り立っています。
目はレンズの役割をして、外界から光のデータを集めて網膜に像を結びます。ここまでは、光学的な作業になるのですが、
ここからがすごいんです。
網膜で像を結んだデータが、網膜上の細胞によって電気信号に変えられます。
換えられた電気信号を最終的に目が画像処理をして初めて「見える」という状態になるわけです。
という事は、目を良くするには脳の事も考えなければならないという事です。
脳と、神経は脂が多いことが知られていますが、滑らかに光学から電気に変換された信号が伝わるためには、この脂の状態が大事なんです。
なぜかというと、質の良い滑らかな脂(不飽和脂肪酸)でないと神経の感受性が悪くなるからなんです。
最上の脂は「DHA」と言われています。
DHAはエスキモーが、心臓病になりにくいことから注目された脂ですが、血液中にあっては、中性脂肪などの血中脂質を下げたり、血管を柔らかくしたり、魚の中に多い脂なので、日本人は魚を食べるから頭がいいなどと言われるくらい脳とも密接な関係があります。
その秘密は、脳神経が柔らかく信号を受け取りやすくなることに起因しています。また、体内のDHAが一番多い臓器は、目と脳であることも分かっています。
青魚(鯖、さんま、イワシ)に特に多く含まれますので積極的に摂取したいものです。
提言
目と脳のために、DHAを摂ろう!
投稿日時: 2017年2月1日
80歳で快適に動くために今すべきこと
前回は、骨の話をしました。カルシウムを沢山摂っていれば、安泰かというとそうとも言い切れません。
骨が丈夫でも、骨と骨をつなぐ軟骨が元気でなければなりません。
カルシウムをたくさんとってもまったく軟骨には影響しません。
なぜならば
骨と軟骨は別物だからです!
骨がカルシウムでできているのに対して、軟骨はコラーゲンとコンドロイチン、ヒアルロン酸という物質でできています。
しかも、骨には血管が通っていますが、軟骨には血管が通っていません。
軟骨は関節包という、関節を覆う袋の中に水が満たされていて、その水を介して栄養を受け取ります。
年をとると口から摂取する軟骨成分の量が不足することが原因で、軟骨がもろくなりその破片が関節包内を漂うことにより関節包がはれて痛みが出ます。
ひざ関節痛 腰痛 へベルデン結節 五十肩
などが、軟骨成分の不足により起こります。椎間板ヘルニアなんかも椎間板の軟骨成分が減ることにより、固くなりつぶれやすくなすことに原因の一因があります。
では、関節の老化を食い止めるためにしなければならない事
①軟骨成分を食事でとる
●多く含まれている食材
動物性 : フカヒレ、ウナギ、ドジョウ、ヒラメ、ナマコ、鶏の皮など
植物性 : やまのいも、さといも、納豆、なめこ、オクラなど
②運動をして関節を常に動かす
関節包の中では満たされた水の中で酸素や栄養分をやり取りしているため、屈伸などの運動の際に栄養と老廃物の交換がなされます。
そのため、大事にかばって動かさないとかえって悪くなります。自転車運動や水中歩行が負担をかけないため推奨されます。
投稿日時: 2017年1月11日
80歳で快適に動くために今すべきこと
今や平均寿命 女90歳、男80歳時代です。昭和22年(1947年)男50歳 女53歳でしたから、30年以上寿命が延びたわけですから、身体の部品=骨、軟骨、目、歯、耳を30年維持しなければなりません!
人間も車検の時期が来て、その都度部品を取り換えられればいいのですが(笑)それは出来ません。
でも取り替えられる方法があるんです。その方法とは!
毎日の食事で、部品の材料を意識して摂りいれる事です!
意識しないとだめですよ!!意識しないと、継続して摂りいれる事が出来ないからです。
先日、こういう方から、電話で相談を受けました。その方は女性で80歳になった時に、突然腰が痛くなり病院で「圧迫骨折」の診断を受けました。この病気は、背中の骨が身体の重みでつぶれる病気ですから、相当な痛みがあります。また、回復するまでに長い時間を要します。年齢がもっと上だったら寝たきりになったかもしれません。その方は、こうおっしゃいました
「私は運悪く歳のせいで、圧迫骨折になってしまいました。」
私は言いました。「その骨の弱りは、おそらく50歳くらいから始まっていたでしょう。運が悪いのではなく50歳からの食事・生活習慣が大きく影響していたはずです。」と
実は・・・女性は・・・
骨が弱りやすい理由が二つあります!
一つ目は・・・「閉経後に骨の抜け落ちに、歯止めがかからなくなる」事・・・
二つ目は・・・「食事の量が細く、ミネラル摂取量がもともと低い」事・・・
腰の曲がったおばあちゃんは良く見かけますが、
おじいちゃんはあんまり腰曲がりません。
以上の理由から、50歳を過ぎてから、いかに口から摂りいれるミネラルを確保するかが80歳の自分の身体を左右するのです!
そこで提案!
①大豆由来の食品を多く食べる。 骨の抜け落ちに、歯止めをかける
②ミネラルの多い、海草・乳製品・小魚類を食べる 年齢とともに吸収率が落ちるミネラルを
多めに摂取し骨の材料を確保する!
これらの事は、意識していないと、毎日続きません!
そして、それ以前に・・・「簡単に、食事を済ませて良しとする考えは、50歳・60歳では何も発症しませんが、80歳以上になった時にしっぺ返しが来ますよ!という事です。
1日3回の食事の中で、2回はごはん、主食=ごはん、主菜=肉魚、副菜=野菜を網羅する食事を欠かさないようにしましょう!!
投稿日時: 2016年12月22日
投稿日時: 2016年11月18日
100歳以上のお年寄りを「センテネリアン」と呼ぶそうですが、日本でも海外でもすごい数の元気なお年寄りが増えています。古来より長生きのコツは養生訓などとして、伝えられてきましたが、100歳以上のお年寄りを研究できるようになって科学的にそのコツが解明されてきました。血液を調べてみると、長寿との相関関係がもっともあるのが「炎症」だそうです。
細胞が老化すると、サイトカインという免疫物質を出すのですが、これが多いと周りの細胞を炎症させ、死んだ細胞のゴミを弱った免疫が処理できずに様々な病気(糖尿、動脈硬化、肺疾患・・・)などの病気を引き起こすという事だそうです。年おいてなる病気にリウマチ、膠原病などの病気がありますが、これらも核酸などの破壊されたゴミが原因という説もあります。
長生きは遺伝ではなく、生活環境が大きい
一般的に、長生きの家系がありそれは遺伝子によって決められている。と思われがちですが、そうではないみたいです。双子の寿命を調べると、同じ年で亡くなるわけでなく、生活環境によりばらつきがあるそうです。
鍵は、微小循環と食事
長生きできる生活背景の大きな要因としては、まず食事です。住んでいる地域に根差した伝統食が、腸内細菌との相性がよく、そのような食事を摂ると炎症が起きにくいそうです。パン食の方も多いようですが、やはり我々日本人は、魚、大豆食品を多く摂る和食があっているのだと思います。
また、炎症の少ないお年寄りに共通しているのは、微小循環がきれいということがあります。その理由は細胞から出る老廃物を速やかに排除できるからです。微小循環の良いお年寄りに共通しているのが、80を過ぎても労働などで身体を動かしているという事です。しかも、少し負荷の大きい運動を日常的に行っているということがあります。
投稿日時: 2016年10月31日
健康や体の事に興味がある。
お薬、サプリメントでお客様を健康にして差し上げたい。
そんな方を募集しています。
初心者でも大丈夫です。
薬剤師の河野晋一郎がじっくりと教育させていただきます。
登録販売者の試験についても教育いたします。
お申し込みは、お電話で
こうの薬局 タイヨー小松台店
0985-30-4336 まで
投稿日時: 2016年10月27日
自分自身、お友達、親戚の方で、「最近、身体が弱ってきたが、年のせいかな?」とか、病気した後いつまでも、体調が元に戻らない・・・」などという事はありませんか?これらのほとんどは、大事にしすぎて安静を続けることにより、身体の機能が衰えてしまう事によりなることが少なくありません。
肺炎で入院した方が、すっかり治って自宅に帰ったのに、普通の生活に戻ろうと思ったら、手すりなどにつかまらないと立っていられなくなり、少し起きているときつくなり、布団にもぐりこみたくなったそうです。そうこうしていると、なんだかボーっとして集中できないし、見舞いに来てくれた人の名前も思い出せなくなって来たりして認知症になってしまった。という話を聞いたことがあります。
これが不活発な生活を送ることにより発生する「生活不活発病」なのです。
(「動かない」と人は病む 大川弥生著 講談社現代新書 より引用箇所あり)
人間は、太古の昔、狩りなどで野山を駆け回っていました。動いていると元気になる生き物なのです。
野山を駆け巡り、体を使い、頭を使い生活の糧を得ていたのですが、そのことで健康を増進する側面があります。まずもって、筋肉を使い労働することで夜はぐっすり眠れるだろうし、血液の流れがよくなり新陳代謝がよくなりますし、筋肉を使うと周りのリンパの流れがよくなって、免疫機能も上がってくるはずです。
ところが、現代に生きる私たちは、出勤は自動車、ご飯は高カロリーの食事、夜は遅くまで飲酒・・・おまけに仕事のストレスも多く、たまの休みの日にはごろ寝・・・定年後にはすることがなくなり毎日家にいてゆっくりと過ごす・・・・悠々自適もいいのですが、あまり楽をしすぎると体力が弱り、入院したのを機に一気に老け込んでしまう。 そうならないように早いうちに運動する習慣をつけましょう。
私も1日2回のウォーキングをはじめました。血糖値も適度に下がりいいみたいですよ。
投稿日時: 2016年10月19日
人間が一日に必要なたんぱく質の量は200gと言われています。しかし、食べ物から摂っているたんぱく質の量はせいぜい60gといったところでしょうか?この差140gがどうなっているのかが、長年にわたって謎でした。
今回大隅博士が発見した「オートファジー」とは、自分で自分を食べるという意味を示しますが、細胞内のたんぱく質をいったん壊して再利用するという事です。細胞の中には様々な器官があって毎日その役目を果たしているのですが、劣化したり、出来損ないが当然出てきます。これらを膜で覆って中身を酵素で分解するという仕組みを持っているという事です。
どうりで、何日間か食事を摂らなくても生きていけるのは不思議だったのですが、この仕組みが作用していたわけなのですね。
我々は体内のたんぱく質を使いまわし「リサイクル」という、なんともエコな仕組みを持っているのですね。
このシステムは細胞内のサルモネラ菌などの病原菌も分解していることも分かっています。
また、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症の原因は、神経細胞内のたんぱく質変性から起こる有害物質がたまることで引き起こされるという説が有力なのですが、これらも本来オートファジーの力で分解されることも分かっていますので、今後の医療で創薬などでこのシステムを助ける画期的な薬が出てくることが期待されています。
投稿日時: 2016年10月18日
朝目覚ましが鳴って起きなければいけない状況で、お休みの神経である副交感神経から、闘う神経=交感神経に切り替わるのです。体内でどういうことが起きているかというと、副腎からはアドレナリンが、交感神経の末端からはノルアドレナリンが分泌され、心拍数を上げ、血管は収縮して血圧が上昇するのです。これを早朝高血圧と言いますが、脳卒中が朝八時から十時の間に多いことから、早朝の高血圧には要注意です。突然死もこの時間帯に多いことが明らかになっていますが、これも血圧との関係性が疑われます。
また、朝急に血圧が上がるのを早朝型だとすれば、夜中から血圧が上がる「夜間持続型」もあります。これは血管内皮の血圧を感知するセンサーの機能が落ちるためと言われていますが、血圧が高いとか低いという情報を感知できないために起こります。
夜間持続型は早朝上昇型の1、5倍多いと言われています。
血圧は朝測ることが多いと思いますが、一日の中で血圧は常に上下するわけですが、職場で血圧の高い人も多いようです。ストレスの多い職場だったり、責任の重い仕事をされている方の中にも、職場高血圧の方はおられます。
また、白衣を見ただけで血圧が上がってしまう「白衣高血圧」や、白衣高血圧とは逆に診察室では正常で、普段の生活の中で高い「仮面高血圧」と、様々な高血圧の種類があります。
投稿日時: 2016年10月18日
そして、もう一つの原因として自律神経の影響があります。
自律神経とは、自分の意志では動かせない神経の事を言います。
例えば、心臓の鼓動は自分の意志では変えられないように、脳が勝手に自動運転している神経の事です。
自律神経には2種類あって、大まかに言って、興奮、恐怖を感じたときに働く「交感神経」と。リラックスした時に働く「副交感神経」があります。
人間がストレスを感じたときには、興奮しますので交感神経が優位になり、心臓バクバク、血管が縮み血圧が上昇してしまします。
投稿日時: 2016年9月8日
二番目の原因として、日本人には耳の痛い
②塩分の摂り過ぎ(Na過多)です。パンチの利いた料理には日本料理の場合塩が不可欠ですよね。血液中のナトリウム(Na)が増えれば、当然血管の中に、塩分を薄めようと水が集まってきます。結果血管がパンパンになり血圧が上がるという具合です。1日6g以下が望ましいということになっていますが、現在日本人は平均で14g~11gも摂っているようです。ラーメンに6g、カップラーメンに7g、コンビニおにぎり鮭に4gですから、もうそれだけでだいぶいっちゃいますよね!それと、最近の食品表示では塩分〇gではなく、ナトリウム〇gという表記がされてあることがありますが、この場合食塩量を求めるにはナトリウム量を2,5倍すればいいようです。
出汁(だし)を効かせて、塩分を減らす薄味料理がいいようですが、なかなか難しいし、いちいち塩分を計るのも大変ですよね。外食なんかすれば、塩分は大いに決まってますし、出張の多い私にとっては大きな問題です・・・
投稿日時: 2016年9月7日
血圧の上がる原因ですが、まずもって第一に挙げられるのが
①「血管が硬くなる」 という事です。
生まれてからずーっと使い続けているのですから、大なり小なり劣化していくことは仕方がありません。
しかし、血圧の高い状態で使い続けると、当然劣化が早くなります。長い時間強い勢いで水を流し続けたらゴムホースが痛むようにです。
もう一つの血管の老化の大きな原因として、酸化が挙げられます。血液の中には。コレステロールや中性脂肪などの脂質が運ばれ流れているのですが、この脂質がストレス、喫煙、化学物質などが原因で生じた活性酸素によって悪玉物質に代わりこれらが血管の壁を傷つけてしまうのです。(このコラムのコレステロールの項で言及済み) ストレスのない生活が送れればいいのですが、そうもいきません。この点は、抗酸化物質の多い野菜などを積極的に摂ることと、有酸素運動で血管の老化を食い止めるという事でしょうか?もちろん足りない点は積極的にサプリメントで補うということも考える必要があるかもしれません。
食生活がわるく、運動不足ということが活性酸素発生の大きな原因の一つですが、すべてはこの酸化から始まるという点には十分留意する必要があります。
錆びない身体をつくるためにも、食べるものは意識して摂るようにしましょう。つまり、外食してハンバーガーなどで軽く済ませたときは、夜はサラダや温野菜をたっぷり摂ろう!という気持ちになれるかどうかだと思います。
投稿日時: 2016年9月4日
一般に、年齢を重ねるごとに血管は硬くなるわけですが、65歳くらいまでは、上の血圧が上がれば、下の血圧がある程度連動して上がっていきます。これは、毛細血管などの細い血管が硬くなっている現象です。しかし、65歳を過ぎるころから、下の血圧が逆に下がってきます。この結果を見て「血圧が下がったなどと喜ぶ方がいらっしゃいますが、とんでもありません。上の血圧から下の血圧を引いた値を「脈圧」と言います。この数値は太い血管の弾力度を表しており、65以上だと大動脈をはじめとする太い血管が硬化していることを示しています。最近では大動脈解離などの死に直結する病気がマスコミなどで取りざたされますが、実際私の身近でも亡くなった人がおり、他人事ではない気がします。特に大動脈解離は体内に大量の出血をしてしまうため、ほとんど数分で死に至るのではないでしょうか?私の親しい人も、パチンコをしていて休憩中に椅子から崩れ落ち、救急車の中で亡くなったと聞いております。
投稿日時: 2016年9月4日
そもそも血圧とはどういう事なんでしょうか?それは、血液が血管壁に与える圧力の事です。この圧力がなければ、9万キロと言われる血管の隅々まで血液が行きわたる事ができません。
血液の通り道である血管は「ゴムホース」に、心臓は「ポンプ」にたとえられ、収縮と拡張を繰り返しながら血液を動脈に送り出しています。収縮により血液が全身に送り出される時の圧力を収縮期血圧(最高血圧、上の血圧)と呼び最も血管に圧力がかかる瞬間です。
この圧力が高すぎるとゴムホースの劣化が進むように血管が傷んでしまうわけです。
また、血液が送り出されたあとに、拡張する時の圧力が拡張期血圧(最低血圧、下の血圧)と呼ばれます。この圧力は、大動脈などの太い血管が縮むときに生じる圧力で、もしこの血管に弾力性がなく血圧gゼロになるならば、心臓の拍動ごとに失神してしまうことになります。
投稿日時: 2016年9月2日
降圧剤を使うことにより、確かに脳卒中、心筋梗塞などは減ったのですが、最近のこの認知症患者の多さ(予備軍を含め)は異常な状態ではないでしょうか?因果関係ははっきりされていませんが、一説によると血圧が下がると、脳に行く血液量も減ることにより、脳内が血流不足を生じた結果、頭がすっきりしない状態が続き、気が付いたら認知症という事になるというものです。大規模調査によると、高齢で身の回りのことが自分でできるお年寄りの血圧は少し高めであるという報告もあります。
確かに一律下げてよいのか?と思うこともあります。身長体重が違うように、本当はその人に合った血圧があるのではないでしょうか?
先日来られたお客様で、庭で犬が吠え「うるさい!」と怒鳴ったとたん気が遠くなり倒れてしまった・・・という方がいらっしゃいました。
店頭の血流系で血圧を測定してみると、上が100mmHGない状態でした。
薬が効きすぎて、低血圧を起こしているようでした。血圧は低ければ低いほど良いというお医者様もいるようですが、患者のQOL(生活の質)が下がり、人生が楽しめないのではないでしょうか?
あと、数字を気にしすぎる人が多いように思います。血圧なんて常に上下を繰り返し、片時も定まることはないものです。
一喜一憂しすぎると、心配になった心理的ストレスで血圧が上がってしまいます。
このような人に良く言うのですが、「血圧は参考データ」「大事なのは血管が丈夫である事です。」と・・・・
投稿日時: 2016年9月2日
血圧を気にされる方は、本当に多いですね。かくいう私も気にしています。
長年血管を使ってきたのですから、年齢とともに血圧が上がるのは当然でしょう。
現在の基準では収縮期血圧(最高血圧)140mmHG以上、拡張期血圧(最低血圧)90mmHG以上は高血圧
130mmHG以上、85mmHG以上は正常高値血圧と言われます。
だいぶ昔は、上の血圧が160mmHGで高血圧だったような気がしますが、近年基準が下がることにより、高血圧患者は爆発的に増
え、降圧剤を飲む方は本当に多いと実感します。
ではなぜ、血圧が高いといけないのでしょうか?それは、命にかかわる以下の病気のリスクが高まるからです。
これらの病気は、死に直結する怖い病気です。何としても回避したいものです。
血圧の高い人は、確かに血圧を下げることによりこのような病気を回避することにより、寿命が延びている側面は確かにあると思います。
しかし、片一方で下げることが絶対的にいいことなのかわからない側面もあります。
投稿日時: 2016年9月2日
投稿日時: 2016年8月29日
投稿日時: 2016年8月14日
8月も中盤に差し掛かろうとしていますが、暑い日が続きますが皆さま体調など崩されておられませんか?
夏は、汗をかきますが、この汗の中にはミネラルが溶け出しています。
汗をかいたら、塩を摂れというように、この場合はナトリウムが汗と共に排出されるからです。
汗と共に体外に排出されるミネラルは、ナトリウムだけでなく、代表的なところではマグネシウムがあります。
マグネシウムは緩めるミネラルなので、よくサッカーの選手などが試合の最中に足がつりますが、一つの要因としてマグネシウムが排出され、筋肉を緩めることができなくなってしまうためです。また、寝ている間に足がつる方もマグネシウムが不足しています。マグネシウムは心臓の筋肉を緩める働きもあるため、突然死との関係もあるといわれています。タイのある地域では、もともと土壌にマグネシウムが少なく、心臓の停止による突然死が多い地域があります。
マグネシウムだけ単体でとればそれでいいのかというとそういう訳ではなく、これらミネラルは多種類を一緒に飲まないと吸収が悪いようです。例えばマグネシウムと相性のいいのがカルシウムで、カルシウム:マグネシウム=2:1の比率が最も吸収がよいようです。
投稿日時: 2016年7月21日
今年の夏は、ラニーニャ現象の影響で、暑くなるそうです。暑くなると、テレビ、マスコミでは「水を飲め!」の大コールが始まります。
もちろん、汗の源は水分ですから、水は摂らなければならないのですが、「過ぎたるは、及ばざるがごとし」という言葉があるように、過剰に摂った場合の弊害もあります。
とくに、この時期「めまい」などの相談が増えるのですが、これも水を摂り過ぎることの弊害です。身体のバランスをつかさどる三半規管というリンパ器官に異常をきたします。この器官はリンパ液に満たされているので、水を摂り過ぎると水ぶくれになって、リンパの流れに異常をきたしてしまうのです。特に台風シーズンは気圧との関係もあり、このような不調を訴える人が毎年いらっしゃいます。
あと、冷たい水分を摂り過ぎると胃腸が冷えます。胃腸が冷えると、胃腸機能が低下し、食欲がなくなります。食欲がなくなると当然エネルギー不足を起こし元気が出ません。そう、夏バテです!この時期に水分の摂り方を間違えると秋口からの鼻の病気や風邪をひきやすくなることともつながりますので、注意が必要です。
最近では、OS-1などの経口補水液などがいいと言われますが、涼しい部屋でどんどん飲むとナトリウム=塩分の摂り過ぎになり、血圧との関係が出てきますので、炎天下に外出される場合を除き、摂り過ぎに注意してください。また、お茶、コーヒーの飲みすぎもカフェインによる利尿作用により、必要以上に水分を排泄してしまいますのでご注意ください。
投稿日時: 2016年7月14日
大雨がやんだと思ったら、今度は梅雨が明けたかのような晴天が続き、今日(7/5)の速報で全国で2847人の熱中症患者が病院に運ばれたとか・・・昨年同期5倍超だそうです。
人間は暑いと汗をかいて気化熱により体表面の熱を下げるようにできています。この機能が正常に働けば、そんなにバタバタ倒れるようなことはありません。汗はどこから来ているのかというともともとは、血液中の水分が血管からにじみ出て汗として作用します。
しかし、血管の中に潤沢な水分を保持してないと良い汗はかけません。最近では、汗をかきにくい人もいて、このような人が熱中症になりやすい人と言えます。とくに、高齢者の方や主婦の方にこのような人が多いように感じます。汗をかきにくい原因は、血中のたんぱく質「アルブミン」が少なく、血管内に水分を保持できないからです。
アルブミンは肝臓で合成されるアミノ酸で、卵や肉魚などの蛋白源からつくられるわけですが、高齢者は食が細くなり、主婦は自分の食事は間に合わせになることが多く、たんぱく質が不足気味です。アルブミンの働きは、
①血管の中に、水分を呼び込む(浸透圧の調整)
②薬やホルモンなどの血中運搬
③免疫細胞の材料になる
という重要な働きをしています。
50歳以上では アルブミン値 正常4.3以上 要注意4.2~3.9 栄養失調 3.9以下となります。
見た目はぽっちゃりでも、アルブミン値の低い「かくれ栄養失調」は結構いらっしゃいます。意識して肉類を食事に取り入れることが求められます。
牛肉などが一番効果的です。魚では弱いようです。
投稿日時: 2016年6月26日
一生の間にする呼吸数は6億回とも7億回とも言われ、何気ない一回一回の呼吸が、回数が多いので人間の健康状態に大きな影響を及ぼします。とくに、最近問題となっている口呼吸は体に大きなダメージを与えます。
もともと人間は鼻で呼吸するようにできており、鼻で呼吸することにより、乾いた汚れた空気を、鼻毛でフィルタリングし鼻水で湿気を与え、鼻粘膜の血管で温めきれいになった空気を肺まで送り届ける大事な器官なのです。
最近では、水を飲め飲めという、社会的雰囲気もあり現代人は余った水分が鼻に滞りがちになっています。
(もちろん、熱中症・脳梗塞対策としては良いのですが)
鼻に水が溜まりうっ血を起こすと、自然と口呼吸になります。
朝起きた時に、口の中が乾いていませんか?
そうした場合は、おそらく寝ている間に口呼吸になっています。
口呼吸だと、とりいれることのできる酸素も少なくなってしまい全身の細胞は酸素を必要としているわけですから、寿命も短くなってしまいます。さらに人間は二足歩行の進化の過程で構造的に鼻が悪くなりやすくなっています。以上のことにより
①鼻が悪い人は一刻も早く治す
鼻炎カプセルなどの一時的な対処では鼻は良くなりません。鼻の粘膜を丈夫にし、鼻の血流を促進することにより正常な鼻の活動ができるようになってきます。
②深呼吸を一日の中で心がける
正しい呼吸は、「まず、吐く」ことから始まります。お腹がへこむくらい吐き出したら、今度は一気に吸い、口をすぼめてゆっくり吐き出すのがポイントです。(吐き出すときの神経状態が副交感神経優位にしてくれ、精神状態も落ち着きます。ヨガなどはこのことを応用しているわけです。)
6月は、特に酸素濃度が薄い時期です。
身体の不調の原因は呼吸かも?
投稿日時: 2016年6月26日
エクオールは、今までのアグリコンタイプ(イソフラボンと糖が離れたタイプ)のイソフラボンより、更年期などの症状の改善が早い感じがします。
のぼせなどの症状は、飲んで1~2日で改善する事もあります。髪の毛にも良い効果があって、特に髪の分け目が薄くなって困っている方にも喜ばれています。これは、女性ばかりではなく、男性にも効果があり、私の知人も見違えるように髪がしっかりしてきてびっくりしました。男性の頭も女性ホルモン支配領域がありますからね。
それと、飲んでいる方の話の中でよく出てくるのが「よく眠れる」という事です。不眠を訴えるのは女性の方が多く、これまた女性ホルモンが関与していると考えています。
投稿日時: 2016年6月20日
今までは女性ホルモン様物質イソフラボンについて述べてきましたが、ここで、今注目のスーパーイソフラボン=「エクオール」についてお話します。ある種のイソフラボンの成分は、腸内細菌の力により、女性ホルモン様作用の強いエクオールという物質に変わることがわかりました。今、美容の世界などでシワに効果があるなど、結構もてはやされています。少し前にNHKスペシャルで取り上げられました。
その中では、特に美容面でクローズアップされていたように記憶しています。(シワが少なくなる・・・など)
エクオールが腸から吸収されると、繊維芽細胞を活性化させるらしいのです。しかし、このエクオール全員が腸でつくれるわけではないのです。日本人を含むアジア人で約半数の人しか、エクオールを産生する菌を持たないのです。
投稿日時: 2016年6月19日
今回は、イソフラボンのコレステロールに対する作用です。
コレステロール特に比重の軽いLDLと呼ばれるコレステロールは、活性酸素などにより酸化されると動脈を傷つける因子になることは、だいぶ前に述べましたが、実は更年期を迎える50歳を境に、女性の血中コレステロール値は上昇に転じます。
その理由は、これもやはり女性ホルモン=エストロゲンが関係しています。エストロゲンがふんだんに出ている間は、肝臓のコレステロールを取り込むレセプターが活性化され、血液中に漂うコレステロールを肝臓に戻そう戻そうとします。その結果、血液中のコレステロール値は上昇しないのですが、エストロゲンが出なくなるとこのレセプターが不活性化し、血中にコレステロールが多くなってしまいます。
そうした結果、50歳を過ぎた女性の動脈硬化は急激に進むのです。
閉経前の女性が心筋梗塞になる確率は、男性より低いのですが、閉経を境に男女逆転してしまいます。
60歳や70歳の女性で、バイパス手術やステント治療を受けた人多いですよね。
これも女性ホルモンとの関連があります。(喫煙をしていると、リスクは更に高まります。)
投稿日時: 2016年6月16日
今回は、イソフラボンの更年期に対する作用以外の事をお伝えします。
まず、骨に対する影響です。
私が小さいころ(とはいっても45年位前・・・)の話ですが、食卓に納豆があがることはありませんでした。
初めて食べたのは、大学のクラブの合宿の朝ごはんでした。今では、全国的にポピュラーな存在ですが、その当時九州では珍しい存在でした。
骨粗鬆症の全国分布がこれと一致します。すなわち骨粗鬆症の患者の数は西日本が多く、東日本が少ないというデータがあるのです。
この現象は、まさに納豆を食べる習慣がある地域とリンクします。
納豆の中にはイソフラボンが含まれていて、骨粗鬆症を予防する効果が確認されています。
骨は絶えずつくりかえられていることをご存知でしょうか?骨をつくる細胞=骨芽細胞と、骨を壊す細胞=破骨細胞がお互いにバランスを保ちながら、骨が正常に保たれるのですが、50歳を超え更年期の年代になると、破骨細胞の働きがつよくなり骨がどんどんスカスカになってしまうのですが、イソフラボンはこの破骨細胞にブロックをかけ、骨が抜け落ちるのを防ぐことがわかっています。だいぶ前に述べたカルシウムを中心としたミネラルをバランスよく摂取することにより、骨粗鬆症予防は更に質が高まります。
投稿日時: 2016年6月15日
エストロゲン受容体の大きな特徴として、エストロゲンが受容体と結合してその作用が活性化されると、受容体の数が一層増えてしまうという事があります。
一般のホルモンや神経伝達物質は、受容体が外から刺激され活性化されると、受容体の数が減ってホルモンなどの作用が過剰にならないように抑制されますが、性ホルモンは逆なんですね。
暴走しそうな内因性のエストロゲンによりがん化させない、イソフラボンは積極的に摂りいれたいものです。
日本人は、昔から味噌や納豆など食べる習慣があるため、昔は乳がんなどは少なかったのですが、だんだん伝統的な日本食を食べなくなってきたことが、乳がん等の増加を助長する一因かもしれません。(イソフラボンは味噌や納豆などの大豆発酵食品に多く含まれます。)
投稿日時: 2016年6月15日
皆様は、女性ホルモンの注射をするとがんになりやすい・・・という話をお聞きになったこともあろうかと思います。
諸説いろいろありますが、ホルモンそのものは受容体と親和性が高く、子宮内膜や乳腺の増殖を加速させ、その中でがん化しやすいという話です。イソフラボンは、女性ホルモンに形こそ似ていますが、若干構造が違うため、受容体と緩く結合してはまた離れるというところが、いいところなのです。この作用により、乳がんの予防になるとも言われています。
投稿日時: 2016年6月15日
女性ホルモンエストロゲンか減ることにより、体を刺激するホルモンFSHが分泌されることは、先に述べました。
では、この刺激ホルモンの分泌を抑えることは、できないでしょうか?
そのヒントは、日本人の食生活にありました。日本人女性の更年期障害の症状が欧米人のそれにくらべ、穏やかである事がわかっていましたが、研究を進めると大豆を食する文化に要因がある事が明らかになってきました。大豆に含まれる「イソフラボン」です。この物質は、化学構造がエストロゲンによく似ていて、血中にあると脳のホルモン感知センサーがいい意味で「おっ、出ているな!」と勘違いさせてくれるのです。つまり、刺激ホルモンを出さなくて済むようになるのです。しかも、たくさんの更年期に悩む患者さんを診てきましたが、わりと短期間で改善がみられるのです。
投稿日時: 2016年6月14日
前回で更年期障害のお話をしましたが、今回はその内容について詳しくお話ししたいと思います。
女性ホルモン=エストロゲンは一生の間でティースプーン2杯しか分泌されませんが、50歳を迎えこの2杯を使い終わると、血液の中のホルモンが激減します。身体は、脳にあるセンサーを使いホルモン量を見張っているのですが、激減したことを知ると、卵巣に「もっと出せ」というホルモン(性腺刺激ホルモン=FSH)を分泌しだします。卵巣に矢の催促をするのですが、もう使い終わって全く出てきませんので、またこのFSHが出されるわけです。
このFSHは体にいろいろな刺激を与え影響を及ぼすのですが、その一端が「のぼせ」「イライラ」などの更年期障害の症状です。この症状他にも「喉が詰まった感じがする」「頭に鍋をかぶったみたい・・」など人それぞれ千差万別な症状を誘発し、これらを更年期の不定愁訴と呼んでいます。
投稿日時: 2016年6月14日
幾重にも女性の体を守る女性ホルモン(エストロゲン)も、50歳を迎えるころには減少してしまいます。子供を産む能力が失われると、エストロゲンは必要ないからです。女性の場合、減少のしかたが男性に比べ急激です。男性の場合はなだらかに減っていくので体に対するダメージが少ないのですが、女性の場合卵巣から放出されるエストロゲンは、閉経するとほぼゼロになってしまいます。ホルモンを分泌する器官の中でも、これだけ急激な減り方をする臓器は珍しいそうです。ホルモンがこれだけ急激に変化すると、体の影響がすごくあります。
のぼせ、ほてり、イライラなどの更年期障害がその最たるものです。その詳しい内容については次回に回しますが、女性ホルモンがゼロになってどうやって女性でいられるの?という疑問が湧いてきますよね?それは、副腎から出るアンドロゲンというホルモンを弱い女性ホルモンに変換して代用しているそうです。
投稿日時: 2016年6月13日
女性は子孫を残すために、子供を産む能力を神から授けられ、子供をつくるための強力なホルモン「女性ホルモン」をこれまた、神から授けられました。このホルモンは、女性を女性らしく・・・例えば、肌を美しく、体をふくよかに、などと外見上はもちろんのこと、体の内部に至っては、血管、骨などを守ります。さらには最近の科学でわかってきたことは、脳にも女性ホルモンが作用していることがわかってきました。脳神経の発育には女性ホルモンは不可欠であり、脳の記憶を司る海馬という部分に働き、記憶や学習能力を高める働きをしているそうです。そういえば、子供を見ていると女の子の方が言葉も早く覚えるし、精神年齢が男の子より上なのはホルモンの違いなのでしょうか?
投稿日時: 2016年6月13日
今や、1cmの大きさのがん細胞を1個単位で見つけることが可能な時代となりました。
PET検査では7cmくらいからしか判別不可能ですが、この最先端技術は、少量の採血をし、検査センターに送るだけで
検査結果が送られてきます。もちろんこの段階でがんと診断されるわけではありませんが、生活面などを改める契機になったり、
特に再発を気にされておられる方には、指標になるでしょう。この検査は保険が効かず1回10万円と高額ですが、
気になる方は頭の隅に置いておかれてください。実施できる病院を紹介できます。
投稿日時: 2016年5月26日
今までのがん検査、PETなどでは、7cm位までの がん細胞しか見つけられませんでしたが、このCTCはなんと1cmのがん細胞を見つけることが出来る、画期的な検査です。
この検査ができる、医療機関を紹介できます。がんの再発が気になる方、今は健康だが気になることがある方 一度ご相談ください。
投稿日時: 2016年5月26日
店頭でよくお客様がおっしゃるのが、「もう年だからね・・・」という言葉です。
年だからあきらめるべきなのでしょうか?前回お話ししたように、人間のカラダは比較的早い時間で、摂取した食べ物と入れ替わっていることから、食べるものを考えてバランスよく補えば変わっていくはずです。
ただ、若い時と違って、胃腸の強さ、吸収率は確実に落ちていきますので、時間は少しかかりますが・・・・
80~90歳になっても、マスターズ陸上などで活躍される方がいらっしゃることを考えると、筋肉もその年になっても増強できるのです。
自分に不足した食べ物を知り、内臓を丈夫にすることにより、自分のカラダは変えられる!と希望を持っていただけるようなお話をいつもしています。
投稿日時: 2016年5月24日
人間は血管とともに老いる!全身の血管をつなげた長さは9万Kmとも言われ、生きていくうえで一番大事な部位と言えます。一度あなたの血管年齢を測定してみませんか?
マルショク小松店のみの実施となっております。 1回300円
投稿日時: 2016年5月24日
血液は、全身に酸素と栄養を送り届ける大切な臓器です。血液が滞ると様々な病気の原因となります。また、血管が硬くなり血圧が上がると生命に危険がある、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。また、血液の量が少ないと、元気のない生活を送らねばなりません。一度血流を測定してみませんか? 1回300円
投稿日時: 2016年5月24日
人間は、食べるものからできているということは皆さんご存知だと思います。
食べたものは胃で消化し、腸で吸収されて肝臓に行き様々な化学合成の過程を経て結果として細胞がつくられます。そして皮膚・内蔵・骨・筋肉などの組織が長い時間をかけて食べたものと入れ替わっている!と思っていました。しかし、思ったよりもだいぶ早く入れ替わっていることが分かっています。このことを実験で確かめた人がいます。
その人はルドルフ・シェーンハイマーという人で、1930年後半くらいの事です。ネズミに餌を3日間与えて、あらかじめ餌のタンパク質にマークをつけておいて(元素の同位体)、食べたネズミの身体のどの部分にマークを付けたタンパク質が行くかを調べるというものです。
当初の予想では、体重の変化がないのであればほとんどが燃やされて、尿中にカスが排出されるだろう。というものでした。
しかし実験結果は予想を裏切っていました。
尿・糞便中に排泄されたのは全体の1/3だけでした。与えられた餌のタンパク質のうち56.5%がネズミの体内に留まったそうです。わずか三日間で!
その取込場所を探ると身体のありとあらゆる場所に分散していたのです。
特に取込率が高いのが、腸壁、腎臓、脾臓、肝臓などの臓器、血清でした。
当初もっとも取り込まれる確率が高いと予想された筋肉への取込は前述の部位にくらべはるかに低かったそうです。
福岡伸一著「生物と無生物のあいだに」より引用
投稿日時: 2016年5月22日
コレステロールが肝臓で勝手につくられることは前に述べました。
コレステロールの高い患者は病院で、スタチンという肝臓でコレステロール合成を阻害する薬物を投与されます。
この薬は、合成そのものをかなりブロックしますので、数値は急激に下がります。
もちろん心臓の冠動脈の事を考えれば、良いのですが、その先があります。
コレステロールをもとにしてつくられる、ホルモンなどに影響が出る場合
筋肉が溶け、肩などの痛みを伴う 横紋筋融解
また、コレステロール合成のもっと先にできるもので、コエンザイムQ10などが不足します。
このコエンザイムQ10は心臓の筋肉に多く含まれ、心臓が休まずにずっと動き続けられるパワーの源になる物質なのですが
長期にスタチンを飲み続ける場合は、心臓そのものの元気のためにも、コエンザイムQ10の補給が望ましいと思います。
食品では、ブロッコリー、イワシなどに多いと言われます。
投稿日時: 2016年5月20日
コレステロールの高い場合は、心筋梗塞や狭心症などのリスクが高まることは、一般には良く知られていますが、
低い場合はどうなんでしょう?
前にもお話しした通り、コレステロールは細胞膜の原料、ホルモンの材料で生物の身体に欠かすことのできない物質であることから、やはり、不都合が生じます。
コレステロールが低いと、「うつ」になる人が多いらしいです。脳内ホルモンの材料もコレステロールであることから脳内ホルモンの不足につながり
うつを引き起こすのかもしれません・・・
私の知っている先生にも、病院の薬を飲んでコレステロールを下げていますが、飲むと落ち込んでくる・・・と言います。
一般に 元気で活発な人はコレステロール多いようにあります、イメージとしては田中角栄氏でしょうか・・・(最終的には脳梗塞で亡くなられました・・)
病院の薬は良く効きすぎる場合、相談した方が良いですね。
P.S
コレステロールの薬は、心筋梗塞を防ぐ上では、大変重要です。勝手に飲むのを止めることは危険ですからやめてください。
投稿日時: 2016年5月19日
それは、コレステロールがどうやって作られるかに大きく関係しています。
体内のコレステロールの大部分は、大まかにいうと、たんぱく質と脂質から肝臓で合成されます。
肝臓で合成される量は、全体のコレステロール量の7割~8割と言われます。
それに対し、食べ物から摂る量は二、三割にしか達しません。
したがって、食事をしなくても8割がた肝臓で勝手に合成されますので、
食事を減らして、いか、タコ、卵などを減らしてもそこまで変化しません。
だから、食事制限は厚労省もしなくていいということになったのでしょう。
コレステロールに悪いから、肉、卵を控えて、野菜中心のヘルシーな食事にしていると、
高齢者や女性は栄養失調(前回でもとりあげました)になる人も出たのではないでしょうか?
時代とともに定説は変わりますが、今までつらい思いをして食事制限って何だったんでしょうね?